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ピエゾサージェリー

【読み】
ぴえぞさーじぇりー
【英語】
piezosurgery
【書籍】
QDI 2008年 6号
【ページ】
22

キーワード解説

強誘電体に交流電圧をかけるとその長さが伸び縮みし、超音波機械振動を起こす素子(ピエゾ素子)の効果を用いた外科用機器。日本国内では2008年5月、一部の製品において歯科領域での硬組織に対する応用が厚生労働省により許認可されたことから、骨採取、サイナスフロアエレベーション(側方アプローチ・歯槽頂アプローチ)、スプリットクレスト、下歯槽神経移動術といった外科手術において広く応用され始めている。回転切削による方法に比較して、骨の切削や整形が正確に行えること、軟組織への侵襲が少ないことが利点として挙げられるほか、術後の創傷治癒反応という点で、より良好な骨の修復とリモデリングがもたらされることが報告されている。