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レベル・ベクトル分析

【読み】
れべる・べくとるぶんせき
【書籍】
歯科医院経営実践マニュアル『増患増収の予防歯科医院づくり』
【ページ】
184

キーワード解説

神経内科医の田丸司先生が提唱している、医療者と患者とのコミュニケーションギャップを埋めるツール。患者の病気に対する意識を「健康+」「まあまあ0」「病気-」のレベルで表し、治癒への思いをベクトルで表し「治療希望↑」「積極的でない→」「治療拒否↓」とする。同じように、医療者側の病態の認識も、「健康+」「まあまあ0」「病気-」のレベルで表し、ベクトルは治療への必要性の有無に則って「治療希望↑」「緊急性はない→」「治療不要↓」と表す。患者の病気に対する意識は、主観的なものが多く、実際の医学的な所見と一致するとは限らない。認識のズレはトラブルの原因にもなりかねないため、医療者は患者のレベルとベクトルを的確につかむことが重要だ。