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光学印象

【読み】
こうがくいんしょう
【英語】
optical impression
【書籍】
QDT2008年12月号
【ページ】
124

キーワード解説

光学印象とは、形成された窩洞・支台歯形態・隣在歯の情報を、レーザー等の光により口腔内で直接計測する印象採得の一方法。現在、光学印象を用いた代表的なものに、CEREC(シロナ)が挙げられる。CERECは光学印象採得を口腔内で直接行った後、それをコンピュータ上でデータ化し、モニタ上で補綴物のデザインを行う(CAD)もの。そして、そのデザインどおりにセラミックブロックをミリングし(CAM)、支台歯形成を行った日と同日中に患者に修復物が装着できるシステムである。

また、最近では「間接法に用いる光学印象」も登場している。これは光学印象採得を口腔内で直接行った後、そのデータが歯科技工所に転送され、歯科技工士によって補綴物が製作されるシステムである。これにより印象材・石膏のコスト削減、さらにはこれらの材料に起因するテクニカルエラーを解消できることから、今後の印象採得法として注目されている。