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抜歯後即時補綴テクニック

【読み】
ばっしごそくじほてつてくにっく
【英語】
immediate protheies post extraction technique
【書籍】
QDI 2009年1号
【ページ】
49

キーワード解説

おもにインプラント全顎症例に対して、抜歯後即時埋入から即時のプロビジョナルレストレーション装着までを行う治療法。オッセオインテグレーションの獲得に必要な期間と顎位を模索する期間を同時進行させるため、安定した顎位を効率よく最終補綴物に反映させ、治療期間の短縮が図れるという特長がある。適応の条件としては、治療期間中にプロビジョナルレストレーションを支える支台歯が存在すること、抜歯後即時補綴を行う部位の天然歯のポジションがある程度正しい位置に存在し、インプラント埋入の障害にならないことがあげられる。また、インプラント補綴周囲の歯肉縁形態は補綴物によって決定されるというコンセプトを前提として行う治療法であり、抜歯後の歯槽堤の変化を予想して補綴物を製作することが必要とされる。