創傷の治癒
- 【読み】
- そうしょうのちゆ
- 【英語】
- wound healing
- 【書籍】
- イラストレイテッド 歯周外科アドバンステクニック
- 【ページ】
- 2
キーワード解説
創傷の治癒とは、「組織が損傷を受け、炎症が惹起されたことにより壊死組織および異物の排除がなされたうえで組織が修復する」といった一連の過程を経て完了するとされており、一般的に一次性治癒と二次性治癒が存在する。一次性創傷治癒を得るためのポイントとしては、徹底した炎症の除去、的確な切開線の設定による弁の形成、弁の損傷を極力避けた剥離、確実なスペースメイキング、合理的な縫合方法と縫合糸の選択、抜歯の時期とその間のプラークコントロール、生体内にある組織の利用、があげられる。