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DCS

【読み】
デンタルコンプレッションシンドローム
【英語】
dental compression syndrome
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2009年2月号
【ページ】
46

キーワード解説

1991年,Dr. Gene McCoyにより提唱された症状。強い歯ぎしりや噛みしめなど、いわゆるパラファンクションによって引き起こされるさまざまな症状を指す。歯に現れるもっとも一般的な症状として、エナメル質の微小破壊、歯の水平的あるいは垂直的破折、前歯部切縁の鋭角化、咬頭の短縮(摩耗)、臼歯部咬合面に形成される窪み(abfraction)、楔状欠損などがあげられる。以前は、歯質の楔状欠損や咬合角の窪み(abfraction)などは歯ブラシによる摩耗と考えられていたが、現在では応力の集中部位に生じる実質欠損は硬組織の組織疲労と考えられている。