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超音波骨切削装置

【読み】
ちょうおんぱこつせっさくそうち
【英語】
ultrasonic bone cutting device
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2009年2月号
【ページ】
96

キーワード解説

超音波振動による運動エネルギーを用いて、物質の加工や情報の伝播が可能なことはよく知られている。歯科分野では、歯石除去や根管治療などを目的とした超音波治療装置や、口腔外科分野で用いられている顎骨の切削を目的とした超音波切削装置がある。これらの装置は、超音波振動を発生させる発振器、手にもつハンドピース、治療の目的に応じた形状のチップから構成されている。チップの形状は歯科用、口腔外科用合わせて100種類以上ある。超音波骨切削装置の適応症として、(1)抜歯、(2)歯槽部や歯槽突起の骨切り、(3)下顎枝やオトガイからの骨採取、(4)上顎洞底骨移植のための窓開け、(5)腐骨の除去、(6)下顎管周囲の手術、(7)外科的矯正手術、などが挙げられる。