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フッ化物洗口法

【読み】
ふっかぶつせんこうほう
【英語】
fluoride mouth-rinsing programme
【書籍】
世代をつなぐ小児歯科 最新情報と子どもへの取り組み45
【ページ】
83,108

キーワード解説

う蝕予防におけるフッ化物の局所応用のひとつ。4歳児から14歳までの期間に実施することが最も効果的であり、その後の成人においても歯頚部う蝕や歯根面う蝕の予防に効果的である。週1回法と毎日法がある。保育所や幼稚園、小中学校での集団応用では、学校歯科医の指導のもと、効果と安全性を確保して実施する。また家庭において実施する場合は、かかりつけ歯科医の指導・処方を受けた後、薬局にて洗口剤の交付を受け、用法・容量に従い洗口を行う。手順としては5~10mlの洗口液で約30秒間洗口(ブクブクうがい)する。洗口中は下を向いた姿勢で行い、すべての歯にまんべんなく洗口液が行きわたるように行う。吐き出した洗口液は、そのまま排水口に流す。洗口後約30分間は口をゆすいだり、飲食をさせないようにする。