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遅延埋入

【読み】
ちえんまいにゅう
【英語】
late placement
【書籍】
ITI Treatment Guide Volume 3 抜歯部位へのインプラント埋入 治療オプション
【ページ】
32

キーワード解説

遅延埋入は、硬・軟組織ともに完全に治癒している状態の抜歯部位へインプラントを埋入するプロトコールである。一般には、抜歯部位の治癒に6ヵ月以上を要する。骨と軟組織が治癒しているため、良好な初期固定が期待できるうえ、フラップのマネージメントが容易である。ただし、即時埋入・早期埋入と比較して治療期間が大幅に長いことと、抜歯部位の吸収による形態変化のため、段階法での骨造成や軟組織移植が必要になる場合がある。成長期の患者、骨の治癒に長期間必要とする場合などに適応となる。