受動的萌出
- 【読み】
- じゅどうてきほうしゅつ
- 【英語】
- passive eruption
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2009年 06月号
- 【ページ】
- 152
キーワード解説
歯の萌出過程において、一次付着上皮(萌出前にエナメル質はエナメル芽細胞が退縮した立方細胞よりなる縮合エナメル上皮に覆われている。歯冠の先端が萌出すると、これが一次付着上皮と呼ばれる)がエナメル質から離れること。この受動的萌出およびその後の退縮を含む歯冠の萌出は連続し、4つの時期に分類される(第1期~第4期)。正常な歯の萌出過程において、歯肉から萌出した歯が対合歯と接触するまで萌出し続けることを能動的萌出(active eruption)というが、受動的萌出は能動的萌出前の歯の萌出過程ということができる。