スポルディングの分類
- 【読み】
- すぽるでぃんぐのぶんるい
- 【英語】
- spaulding's classification
- 【書籍】
- 歯科医院の感染管理 常識非常識
- 【ページ】
- 37
キーワード解説
消毒薬を適切に使用するための指標。器材が体のどの部位に使用されるかに着目して分類し、必要な処理方法をまとめている。器材の分類は、1)クリティカル(無菌の組織や血管内に挿入する器材。インプラント器材、外科用器材、根管治療用器材など)、2)セミクリティカル(粘膜や傷のある皮膚と接触する器材。プライヤー、印象用トレー、咬合紙ホルダーなど)、3)ノンクリティカル(傷のない健常な皮膚に接触する器材。歯科用ユニット、レントゲンコーンなど)の3つに分けられ、各処理方法として1)は滅菌、2)は高水準消毒(グルタラール、フタラール、過酢酸)または中水準消毒(次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨード、エタノールなど)、3)は低水準消毒(クロルヘキシジングルコン酸塩、ベンザルコニウム塩化物など)が必要とされている。この分類を理解することで、器材に応じて適切な処理ができ、業務の効率化を図ることができる。