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中立進化論

【読み】
ちゅうりつしんかろん
【英語】
neutral theory of molecular evolution
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2009年8月号
【ページ】
132

キーワード解説

中立進化論とは、木村資生が1968年に発表した学説である。遺伝子の突然変異は、生物にとって有利でも不利でもない中立的なものが圧倒的に多く、その中立的な突然変異が集団のなかに広がり残っていくかは偶然によって決まると考える。つまりは、『適している者が生き残る(survival of fittest)』とするダーウィンの進化論に対して、『ラッキーなものが生き残る(survival for luckiest)』ということである。