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歯間ブラシ

【読み】
しかんぶらし
【英語】
interdental brush
【書籍】
歯科衛生士 2009年8月号
【ページ】
15

キーワード解説

歯間ブラシとは、歯肉退縮の認められる歯間部や、ブリッジのポンティック下面などに付着したプラークや食物残渣などを除去する口腔内清掃器具である。歯間部を歯ブラシのみで清掃することは非常に難しく、歯間ブラシを併用することでプラーク除去効果が高まる。歯間ブラシのブラシ部の太さはさまざまなものがあるが、歯間の大きさに適したものを選ぶことが重要である。歯間の大きさより小さいブラシを選択してしまうと清掃効率が低下し、逆に大きいブラシを選択してしまうと歯や歯肉を傷めることがあるので注意を要する。ブラシ部の形態にはストレート、テーパー、バレルの3タイプがある。また柄の形態にはストレート、カーブ、アングルの3タイプがある。どのタイプを使用するかは、各人の口腔内の状態やブラッシングスキルによって決定する。歯間ブラシは歯間部の清掃に有効なツールであるが、その導入が日常生活への負担と感じる人が多いことを理解したうえで、導入支援を行っていくことが大切である。