歯周病初期症状

【読み】

ししゅうびょうしょきしょうじょう

【英語】

early symptom of periodontal disease

【書籍】

30症例で学ぶ　エックス線診断を100％臨床で活用するには

【ページ】

183

キーワード解説

　歯周病の初期症状としては、おもに歯肉の出血、発赤、腫脹などがあげられる。また、それらが軽度であっても３mm以上のポケット深さ、１度の根分岐部病変、エックス線写真での歯根膜腔の拡大、歯槽硬線の消失を見逃さないことが、診査診断において重要である。歯周病の初期症状の発見が遅れると骨吸収が進行し、歯の病的移動や咬合性外傷の併発から、病態が複雑化し治癒が困難となる。とくに上顎大臼歯については、早期の発見が重要である。