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バイオロジカルエイジング

【読み】
ばいおろじかるえいじんぐ
【英語】
biological aging
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2009年9月号
【ページ】
83

キーワード解説

 生物学的老化。2009年に入り、米国・UCLAのLaboratory for Bone and Implant Sciences(LBIS)のグループを中心に発表された概念で、チタン材料の経時的変化を指す。従来から、歯科および整形外科用インプラントに使用されてきたチタン材料は、その表面性状はきわめて安定で変わらないものとされ、生体内においてもとくに作用を起こさない、いわゆるbioinert(生体不活性)として考えられてきた。しかし、LBISのグループは、チタン表面の生物学的活性、ならびに骨結合能力は、チタン表面が加工されてからの時間経過とともに著しく減退することを明らかにし、チタンのバイオロジカルエイジングと定義した。