歯周疾患検診
- 【読み】
- ししゅうしっかんけんしん
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2009年9月号
- 【ページ】
- 81
キーワード解説
市町村で行われる歯周病予防・早期発見のための検診のこと。以前は、老人保健法を根拠法として実施されていたが、平成18年の医療制度改革において、老人保健法が「高齢者の医療の確保に関する法律」に全面改正されたことにより、平成20年4月から健康増進法に基づく健康増進事業として行われている。しかし、受診率が低いなどの課題があり、今後の取組みの方向性として、住民に向けた「わかりやすい指標の必要性」が求められている。そのためには、地域住民の満足度の向上や、さらなる効率的・効果的な検診に向けた歯科医療従事者の絶え間ない意識改革が必要である。特に、保健指導の第一線に立つ歯科衛生士には、住民のモチベーションを高めるための知識と技術が不可欠といえる。