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Hounsfield値

【読み】
はんすふぃーるどち
【英語】
Hounsfield unit
【書籍】
インプラント歯科学における即時機能と審美
【ページ】
38

キーワード解説

CTデータ上における組織によるX線の減衰の度合いを検知し、それにより組織の密度を算出して求められる定量的尺度。1972年に初めてCTスキャンを発表したGodfrey N. Hounsfieldに敬意を表して名づけられた。インプラント治療などに際して骨質・骨密度の参考とされることは多いが、現時点では絶対的な指標であるとは考えられていない。したがって、実際の治療にあたっては、Hounsfield値を参考とするほかに、患者個人に対するX線検査、触診、骨の吸収状態、全身状態などを踏まえて、骨質・骨密度を診断するのが望ましいとされる。