専門情報検索 お試し版

接着ブリッジ

【読み】
せっちゃくぶりっじ
【英語】
resin-bonded fixed partial denture/adhesive bridge
【書籍】
QDT 2009年10月号
【ページ】
45

キーワード解説

 レジン系装着材料によって支台歯に支台装置を接着するブリッジ。原則として支台歯形成の範囲はエナメル質内にとどめるため、全部被覆冠などの従来のブリッジに比べ切削量が少なく、低侵襲であり、術式も簡便であることが長所として挙げられる一方、咬合力や支台歯の動揺によるひずみで脱離が起こりやすい。ただし、接着ブリッジは脱離しても、支台歯がエナメル質のため、再び装着できる場合も多い。通常、適応となるのは1歯か2歯の少数歯欠損でエナメル質の十分な生活歯が支台歯の症例である。適応に際しては、支台歯の動揺度、欠損歯数と部位、咬合状態、口腔衛生状態を把握したうえで診断する。