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上皮下結合組織移植

【読み】
じょうひかけつごうそしきいしょく
【英語】
subepithelial connective tissue graft
【書籍】
PERIODONTICS & RESTORATIVE DENTISTRY 2009年 No.5
【ページ】
82

キーワード解説

根面被覆治療に実施される。遊離歯肉移植にみられる継ぎ目状の瘢痕を避けるため、Langerらが考案した。多くは複数歯にわたる歯肉退縮が適応症となる。フラップ内面と移植片の両方から血液供給が得られ、高い予知性と根面被覆率が得られている。また、歯肉退縮の再発が起こりにくい、移植片と移植部位の歯肉の色調の調和が得られるなどの利点がある。移植片採取のための二次的な侵襲が主な欠点で、移植に十分な組織量が得られない可能性もある。これを回避するため、歯肉弁歯冠側移動術、エナメルマトリックスデリバティブなどが応用されている。