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発作性片側頭痛

【読み】
ほっさせいへんそくずつう
【英語】
paroxysmal hemicrania
【書籍】
口腔顎顔面痛の最新ガイドライン 改訂第4版―米国AAOP学会による評価、診断、管理の指針―
【ページ】
92

キーワード解説

発作性片側頭痛は群発頭痛に似た臨床的特徴をもつが、発作時間はより短く(2~30分)、発作頻度はより高く、女性に多い疾患である。発作はきわめて限定的に片側性であり、眼窩部を中心に生じる。群発頭痛同様、診断は頭痛が以下の他覚的兆候や自覚的症状の1つ以上を随伴する場合に確定される:流涙、結膜充血、鼻漏、鼻閉、前頭部または顔面の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫。7日から1年持続する発作が1か月以上にわたる緩解期を挟んで生じる場合に反復性発作性片側頭痛と診断され、慢性発作性片側頭痛は、1年間を超えて発作が繰り返され、緩解期がないもの、または緩解期があっても1か月未満の場合に診断される。