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強直症

【読み】
きょうちょくしょう
【英語】
ankylosis
【書籍】
口腔顎顔面痛の最新ガイドライン 改訂第4版―米国AAOP学会による評価、診断、管理の指針―
【ページ】
167

キーワード解説

強直症は、開口時の患側偏位をともなう下顎運動制限で、多くは下顎骨骨折を含む外傷の長期に及んだ後遺症とされている。これは堅固で、外力によっても変化しない開口の制限を意味し、関節包内線維性癒着、関節包靱帯(外側靱帯)の線維化(線維性強直症)、あるいは稀に関節構成体の癒合による骨瘤の形成(骨性強直症)によるものである。また、一般的には疼痛をともなわない。顎関節強直症のもっとも一般的な原因は直接外傷で、稀に乳様突起あるいは中耳の炎症、全身性疾患、下顎頭部の不適切な外科治療により引き起こされる。