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CT値

【読み】
しーてぃーち
【英語】
CT value
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年1月号
【ページ】
168

キーワード解説

CT値とは、CT検査において被写体(生体組織)のなかの小さな単位容積(ボクセル)内の物質のエックス線吸収値を測定した物理的な数値である。ボクセルは画素ともいい、CT値は画素の値を表す。CT値の単位はハンスフィールド単位(Hounsfield Unit;HU)で示し、これはCT装置の発明者の名前に由来する。CT値は、水の0HUを基準として、空気を-1000HUと規定しており、正しい測定値としてCT値が適用できるのは空気から水の範囲および軟組織の範囲のみであり、硬組織においてはCT値が高い領域ほど誤差が生じてしまう。