副腎皮質ステロイド
- 【読み】
- ふくじんひしつすてろいど
- 【英語】
- corticosteroid
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2010年2月号
- 【ページ】
- 76
キーワード解説
副腎皮質ステロイドとは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンを指し、免疫制御作用、抗炎症作用、糖新生作用、水分代謝などのはたらきの他、ストレスを緩和しショックに対応する役目がある。これらの薬理作用を期待し、副腎皮質ステロイド薬が治療に応用されている。
副腎皮質ステロイド薬は、歯科では口内炎や扁平苔癬に用いるが、カンジダ症やヘルペスなどの感染症に対しては禁忌とされている。製剤には軟膏薬、貼付薬、噴霧薬があり、病変の大きさや位置によって使い分ける。