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咬合三角

【読み】
こうごうさんかく
【英語】
occlusal-triangle
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年3月号
【ページ】
105

キーワード解説

「Eichnerの分類」は臼歯部咬合支持域の有無・多寡を指標にした10段階のレベル分けであり、「咬合三角」は歯数と咬合支持数をXY軸にした散布図で、智歯をカウントしなければすべての症例は三角形内におさまるというもの。どちらも咬合支持数をよりどころとした分類であるが、その後の「歯の喪失リスク」の判断材料になりうるもので、とくに咬合三角では、歯数ごとに咬合支持数の平均値を集計し、連続させると、咬合支持の崩壊過程がコースとして描記できる。これはあるスタディグループの調査結果、さらには理論計算から求めた曲線とも一致度が高い。