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Labカラー

【読み】
らぶからー
【英語】
Lab color space
【書籍】
QDT Art & Practice 2010年3月号
【ページ】
125

キーワード解説

Labカラーとは、色の情報を数値で表すための表色系の一種。1931年、Commission International d'Eclairage(CIE、国際照明機関)によって提唱された。CMYKやRGBといったその他の表色系にくらべて表現できる色域がきわめて広く、ヒトの目で感じることのできるすべての色を表現できるとされる。また、色調には影響を与えずに明度のみをコントロールできるため、コンピュータ上での歯冠色のシミュレーションにも適しているといえる。
Labカラーでは、たとえばベージュ調の色を「L=75、a=40、b=45」と記述するが(各要素ごとの最大値は100)、これらのうち「L」は完全な黒から白に至る明るさを、「a」は緑から赤に至る色の変化を、そして「b」は青から黄色に至る色の変化を表している。