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インスリン

【読み】
いんすりん
【英語】
insulin
【書籍】
歯科衛生士 2010年3月号
【ページ】
75

キーワード解説

インスリンとは、すい臓で作られる血糖値を下げるホルモンのことである。インスリンは胃の後方にあるすい臓の、ランゲルハンス島という細胞の集合体にあるβ細胞と呼ばれる特殊な細胞で作られている。
このインスリンの分泌が何らかの原因で不足したり、分泌は十分であってもインスリンが効きにくくなることによって高い血糖値が持続してしまうのが糖尿病である。
糖尿病には1型と2型があり、1型糖尿病は、インスリンを作っているすい臓のβ細胞が壊されて、インスリンが分泌できなくなることによって起きる。一方、2型糖尿病は、インスリンの分泌不全とインスリンの作用不足(インスリン抵抗性)の2つの原因から起こるものである。2型糖尿病は日本人に多く、生活習慣病の1つともされている。