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骨窓骨片

【読み】
こつそうこっぺん
【英語】
bone fragment on bony window
【書籍】
QDI 2010年2号
【ページ】
125

キーワード解説

サイナスフロアエレベーションのラテラルウィンドウテクニックにおいて、骨補填材料填入のための骨窓を上顎洞側壁骨に形成した際、切削部位の中央部分に温存される骨片。ラテラルウィンドウテクニックにおいて骨窓骨片を温存することは、上顎洞粘膜穿孔の防止、早期の骨新生のための血流確保において有意であるとされる。なお、骨窓の形成にあたっては、ラウンドバーなどを用いて正確に骨を切削する必要があるため、十分に習熟した技量が不可欠であるほか、上顎洞の隔壁の有無、残存歯・残根の位置、上顎洞が単房性か多房性か、などを十分に診断し、慎重に位置や大きさを設定する必要がある。