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クローズドトレー法

【読み】
くろーずどとれーほう
【英語】
closed tray method
【書籍】
別冊 若手歯科医師・技工士のための インプラント補綴・技工 超入門
【ページ】
68

キーワード解説

クローズドトレー法とは、インプラント補綴において、印象用コーピングを口腔内に固定したままで印象体を撤去する方法である。「クローズド」と呼ばれるのは、印象用コーピングを口腔内に残すので、カスタムトレーの咬合面に穴がないからである。この手法はオープントレー法に比較して印象手技は簡便であるが、印象用コーピングが印象体から一度離れ、再度印象体内に復位することになるので、インプラント位置の記録に微妙な誤差を生じさせる可能性もある。そのため、患者の開口量が少ない場合など、口腔内での操作に制限がある場合などに限定して使用されることが多い。