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補綴主導型インプラント治療

【読み】
ほてつしゅどうがたいんぷらんとちりょう
【英語】
restoration-driven implant treatment, Top down treatment
【書籍】
QDT Art & Practice 2010年4月号
【ページ】
42

キーワード解説

インプラント治療において、まず口腔内全体における機能的・審美的な補綴物の設計を行ったうえで、それに従ってインプラント埋入位置の決定や外科処置を行い、インプラント治療を行うという治療方法。1990年代初めごろまでのインプラント治療においては、オッセオインテグレーションの獲得を優先事項として補綴設計を行うという「外科主導型インプラント治療」が行われていた。しかし、骨移植・GBRなど骨造成の術式が発達したため、1990年代半ばより「補綴主導型インプラント治療」が推進されるようになった。さらに2000年代に入り、外科的侵襲度・治療期間・治療費などの要素に可能な限り患者の要望を反映させる「患者主導型インプラント治療」の考え方も導入されるようになっている。