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救急蘇生

【読み】
きゅうきゅうそせい
【英語】
cardiopulmonary resuscitation and emergency cardiovascular care
【書籍】
歯科衛生士 2010年4月号
【ページ】
72

キーワード解説

救急蘇生とは、意識を失い、心停止や呼吸停止となった傷病者を救命するために行われる処置のことで、一次救命処置(BLS)と二次救命処置(ALS)がある。一次救命処置は傷病者が倒れている現場にいた人が、救急隊などに引き継ぐまでに行うべき処置のことをいい、心肺蘇生(人工呼吸および心臓マッサージのための胸骨圧迫)、AED(自動除細動器)を用いた心臓への電気ショックなどが含まれる。二次救命処置は、病院など設備の整った環境で、医師または十分な訓練を受けた者により行われる救命処置をいう。
一般の歯科医院では救急蘇生が必要になることはめったにないが、それだけにいざ必要になったときに慌ててしまい、スタッフの連携がとれなくなることが予測される。そのような事態を回避するために、日頃からチームで救急蘇生について学び方法を把握しておく必要がある。