知覚神経障害
- 【読み】
- ちかくしんけいしょうがい
- 【英語】
- neurosensory disturbance
- 【書籍】
- PRD 2010年2号
- 【ページ】
- 66
キーワード解説
歯科における知覚神経障害は、インプラント埋入手術、抜歯、外科矯正等で偶発的に生じる。上記の術中操作(麻酔針刺入、切開あるいは骨膜剥離による神経損傷、インプラントと神経との接触等)で末梢神経を直接、あるいは間接的に損傷するほか、術後の浮腫によって神経が圧迫されることによっても起きる。神経の損傷により皮膚、粘膜の感覚が障害され知覚の麻痺や減退、感覚異常が起きると、患者に疼痛や違和感などの不快症状をもたらすため、法的な問題に発展することがある。