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歯の銀行

【読み】
はのぎんこう
【英語】
tooth bank
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年5月号
【ページ】
151

キーワード解説

「歯の銀行(ティースバンク)」とは、第三大臼歯や矯正歯科治療のために抜去される小臼歯など、健康であるにもかかわらずやむなく抜去された歯を凍結保存しておき、将来、何らかの理由で歯を失ったときに解凍して自家歯牙移植のドナー歯として使用するシステムである。歯の凍結保存には、磁場を利用したプログラムフリーザが使用されており、保存液とともに-150度で冷凍・保存される。同システムは広島大学発のベンチャー企業が提供しており、広島大学病院以外にも日本全国に存在する提携施設でサービスを利用することができる。(2010年4月現在)