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緩圧型アタッチメント

【読み】
かんあつがたアタッチメント
【英語】
stress-breaking attachment
【書籍】
QDT Art & Practice 2010年5月号
【ページ】
63

キーワード解説

義歯のアタッチメントのうち、支台歯と顎堤粘膜との被圧変位量の差による支台歯への外傷性要因を除去する目的で緩圧性をもたせたアタッチメント。これにより、人工歯を介して義歯床に加わる機能圧の多くは、支台歯ではなく顎堤粘膜に伝達される。支台歯への荷重は軽減される一方で顎堤粘膜に加わる荷重は大きくなるため、顎堤の急速な吸収が生じやすいとされる。かつて症例によっては緩圧性アタッチメントが推奨されていた時期もあるが、現在ではリジッドサポートに基づく設計が広く行われているため、使用頻度は低いと考えられる。