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バイトウィング法

【読み】
ばいとうぃんぐほう
【英語】
bitewing X-ray
【書籍】
歯科衛生士 2010年5月号
【ページ】
57

キーワード解説

バイトウィングとはデンタルエックス線撮影法の1つで、う蝕、特に隣接面のう蝕の診査や軽度な歯周炎の診断、また補綴物の欠陥発見にもっとも有効な手がかりが得られると言われている。別名咬翼法とも呼ぶ。これは小臼歯から大臼歯にかけての頬側の真横から水平に撮影するもので、エックス線写真の像には上下顎臼歯部の歯冠部分が写し出され、根尖部までは写らない。よって、歯冠や歯槽骨辺縁の状態をより正確に診断するのに適しており、重度の歯周炎や根管病巣の診査には不向きである。
 撮影方法としては、エックス線照射側にウイングのついたフィルムを舌側に垂直に立て、そのウイングを上下の臼歯で咬み合わせた状態でエックス線を真横から水平に照射する。