小帯異常

【読み】

しょうたいいじょう

【英語】

frenulum anomaly

【書籍】

症例から学ぶはじめての咬合育成

【ページ】

14

キーワード解説

上唇小帯、舌小帯、頬小帯の異常で、付着位置や形態および大きさなどに異常がみられる。乳歯列期の上唇小帯の異常では、正中離開や歯周病、清掃不良によるう蝕の原因となる。経過観察ののち、永久切歯の萌出等に障害がある場合は切除を行う。舌小帯の異常では、発音や嚥下に問題を起こし、歯列の成長にも影響を与える。舌の運動機能に障害を来たしている場合は、乳歯列期でも切除の適応となる。頬小帯の異常では、小臼歯の萌出異常や位置異常を引き起こす。