アマルガム
- 【読み】
- あまるがむ
- 【英語】
- amalgam
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2010年6月号
- 【ページ】
- 61
キーワード解説
水銀と金属の化合物。歯科で使用されるアマルガムは、銀スズ合金と水銀との化合物である。アマルガムは審美性が乏しく、熱伝導率が高く、歯質接着性がないが、安価で操作性が高く、機械的性質にすぐれるという特性から、19世紀末以来、主として臼歯咬合面の充填に多用されてきた。しかし、水銀を含むことによる毒性が問題視されている。一方で、審美的にすぐれ、歯質への接着にもすぐれるコンポジットレジンが開発されたことから、現在ではほとんど使用されなくなっている。