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ニューロパシー性疼痛/神経障害性疼痛

【読み】
にゅーろぱしーせいとうつう/しんけいしょうがいせいとうつう
【英語】
Naturopathic pain
【書籍】
別冊 一般臨床家、口腔外科医のための口腔外科ハンドマニュアル'10
【ページ】
137

キーワード解説

末梢神経および中枢神経の損傷や機能障害が生ずることによって、末梢や中枢における刺激伝達の質と量が変わってしまう。これを神経の可塑的変性と呼ぶ。損傷された神経の支配領域の感覚低下(マヒ)やしびれ感に加えて、痛んだり、アロディニアといわれる通常では痛みが生じない程度の刺激により、痛みが起きてくる。
ニューロパシー性疼痛(今後わが国では神経障害性疼痛という用語に変更される)は、日常生活ではあまり経験しないような性質の痛みで、「灼けつくような灼熱感のある痛み」、「電撃性で刺すような痛み」、「ビリビリするような痛み」、「ズキズキする痛み」などの症状を呈し、慢性に経過して、消炎鎮痛薬にはまったく反応しない難治性の疼痛である。