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自己効力感

【読み】
じここうりょくかん
【英語】
self-efficacy
【書籍】
歯科衛生士 2010年7月号
【ページ】
37

キーワード解説

自己効力感とは、バンデューラ(Bandura A)が提唱した概念で、ある行動を起こす前にその個人が感じる「遂行可能感」のことをいう。人間の行動を決定する要因には、(1)先行要因、(2)結果要因、(3)認知的要因の3つがあると考えられており、先行要因には効力予期と結果予期という2つのタイプの予期がある。自分がある程度の効力予期を持っているかを認知したときに、その個人には自己効力感があるといえる。
自己効力感は、行動変容を求める保健指導にはきわめて有用な概念の1つであり、いくつかの評価尺度が開発されている。