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垂直的歯槽堤増大術

【読み】
すいちょくてきしそうていぞうだいじゅつ
【英語】
vertical ridge augmentation
【書籍】
PRD 2010年4号
【ページ】
12

キーワード解説

インプラントを埋入する際、骨の高さが十分でなく、そのまま埋入すると上顎洞や下顎神経など、解剖学的に重要な構造に悪影響を及ぼすと考えられるとき、垂直的歯槽堤増大を行う。インプラント埋入と同時(同時法)、または埋入に先立ち(段階法)実施する。術式としては、適応症にもよるが、強化型メンブレンあるいはチタンメッシュを用いた骨再生誘導法、オンレーグラフト、仮骨延長術などが用いられ、自家骨ブロックを使用するケースが多い。水平的歯槽堤増大術に比べ予知性は低く、合併症の頻度も高いが、垂直的歯槽堤増大術によって造成した骨に埋入したインプラントの生存率は高い。