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歯根背面グルーブ

【読み】
しこんはいめんぐるーぶ
【英語】
groove in the back of the root
【書籍】
必ず上達 抜歯手技
【ページ】
102

キーワード解説

逆立ち埋伏歯(通常の埋伏歯とは逆で、歯根よりも歯冠のほうが深い位置にあって逆立ちしているような状態の埋伏歯)をヘーベルで抜歯する際に用いるグルーブ。逆立ち埋伏歯の場合には、歯軸方向にヘーベルを入れることは困難であり、また頬側グルーブでも脱臼させにくいことがある。この場合ヘーベルを効果的に作用させるために、歯冠を分割除去した後に歯根の背面(歯槽頂側面)にバーでグルーブを形成する。このグルーブにヘーベルを裏向きに挿入し、歯根背面部の骨を支点にしてヘーベルの把持部を遠心に倒して歯根を前方に脱臼させて抜歯する。