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スウェーデンの歯科衛生士

【読み】
すうぇーでんのしかえいせいし
【英語】
dental hygienist in Sweden
【書籍】
歯科衛生士 2010年9月号
【ページ】
35

キーワード解説

スウェーデンの歯科衛生士は、歯科衛生士養成機関で2年間専門教育修得後、筆記試験・口頭試問・臨床実地試験で教育指導員の評価を受け卒業すると、口腔衛生の専門職としての臨床資格を得る。1年間の専門および研究教育の修士課程の選択も可能であり、現在は3年間の履修希望者が多い。社会認知度や重要度が高く、歯周治療ではその技術や研究数は世界的にトップクラスといわれる。
業務内容は問診、口腔内診査、唾液・細菌審査、口腔衛生管理、エックス線写真撮影、口腔内写真撮影、歯周治療・う蝕治療、定期健診、口腔内疾患の再発防止と予防、啓発活動が主で、診療補助は含まれない。
2001年時点で約2,900人が歯科衛生士登録されており、1人当たりの患者数は3,300人、開業医勤務は42%。臨床ではSRPのみに限定して浸潤麻酔、専門コース修了者は伝達麻酔も行える。また歯科衛生業務に限定して独立開業もできる。