Suzukiの分類
- 【読み】
- すずきのぶんるい
- 【英語】
- Suzuki\'s classification
- 【書籍】
- イラストレイテッド ペリオドンタル・マイクロサージェリー アドバンステクニック
- 【ページ】
- 13
キーワード解説
欠損歯槽堤の分類としては、SeibertやWangらによるものが知られているが、一般臨床家がよりわかりやすく応用できるように分類を試みたのがSuzukiの分類である。単独歯欠損歯槽堤の水平的な分類として、咬合面からみて両隣在歯の唇側面最大豊隆部を結んだラインを基準(level)とし、そのラインよりも歯槽堤が唇側に存在すればconvex、口蓋側に存在すればconcaveとなる。つぎに、垂直的な分類として、正面観からみて両隣在歯の歯頸線を結んだライン(level)より歯槽堤が歯冠側に存在すればhill、根尖側に存在すればvalleyとなる。これらに基づいて欠損歯槽堤を評価することで、歯槽堤増大が必要か否か、必要な場合は硬・軟組織の一方もしくは両方の増大が必要かなど、欠損歯槽堤のタイプに応じた増大法の判断が可能となる。