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根形態

【読み】
こんけいたい
【英語】
the root surface
【書籍】
Q&Aで悩み解消! 図解 SRPテクニック
【ページ】
64,84

キーワード解説

根形態とは、歯根の形態のことである。一般的な根形態としては、上下顎の前歯、犬歯、下顎小臼歯と上顎第二小臼歯は1根(単根歯)、上顎第一小臼歯と下顎大臼歯は2根、上顎大臼歯は3根となっている(複根歯)。単根歯の歯根では、上顎側切歯舌側に斜切痕が、また下顎側切歯遠心面はコンケイブが好発する。
このような一般的な根形態は模型やイラスト等で得るべき知識であるが、患者個々によって歯根の数が多かったり、形態が異なることがある。特に歯根の湾曲・癒着やコンケイブ、エナメル滴は把握しにくいため、歯科治療を行ううえでエックス線写真、プロービングチャート、場合によってはCT画像などの資料から、根形態を3次元的に把握しておくことが必須である。