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インプラント治療前の説明事項

【読み】
いんぷらんとちりょうまえのせつめいじこう
【書籍】
これでバッチリ! インプラント治療のアシスタントワーク 上巻(歯科衛生士臨床のためのQuint Study Club)
【ページ】
24

キーワード解説

インプラント治療は、機能的・審美的に口腔内を回復できるメリットがある反面、治療終了までデメリットも存在することから、治療を受ける患者には、手術中におこりうること、手術後におこりうることはすべて説明し、了承を得ておく必要がある。具体的には、1)手術内容について(インプラント埋入、GBRなどの追加処置など)、2)事故・合併症の可能性(神経の損傷や感染が、一時的もしくは永久的に生じる可能性)、3)外科処置後の疼痛・内出血斑とその対処法、4)一時的な審美的・機能的な障害、5)日常生活の制限(禁酒・禁煙など)、6)手術時間、7)手術後の管理(手術後数度にわたって来院する必要性)、などを説明する。家族に治療を受けることを話していない患者もいることから、日常生活に影響を与える可能性のあるものについては、必ず伝え忘れのないようにしなければならない。