オペーク陶材
- 【読み】
- おぺーくとうざい
- 【英語】
- opaque porcelain
- 【書籍】
- QDT Art & Practice 2010年10月号
- 【ページ】
- 101
キーワード解説
メタルセラミックスの製作において、メタルコーピングの表面に、まず築盛・焼成する陶材。事後築盛する歯冠色陶材とメタルとの結合、メタル色の遮蔽および歯冠色の基礎色になるという役割をもつ。歯冠色陶材(ボディ色、エナメル色、トランスルーセント色、サービカル色など)との違いは、着色材と乳濁材の添加量の違い(オペーク陶材のほうが多い)にある。また、メタルセラミックス製作時にはオペークを含め、複数回の焼成を行うことになるが、焼成を重ねてもメタル面が露出しないように、歯冠色陶材よりも軟化点(陶材が軟化しはじめる温度)が高く設定されている場合が多い。