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コンピュータ支援によるインプラント治療に関する合意声明

【読み】
こんぴゅーたしえんによるいんぷらんとちりょうにかんするごういせいめい
【英語】
consensus statements on computer-assisted implant dentistry
【書籍】
ITI Treatment Guide Volume 4 インプラント歯学における荷重プロトコール 無歯顎患者
【ページ】
26

キーワード解説

インプラント治療への応用が増えているガイデッドサージェリー、CAD/CAMに関して、第4回ITIコンセンサス会議では文献をふまえて以下の見解を示している。
ガイデッドサージェリーの応用は、複雑な解剖を有する症例や即時荷重症例に的確である。また、審美性が重要な症例において最適な埋入位置を求められる場合、低侵襲の外科処置を行う場合に推奨される。前提として十分な訓練と経験、術前計画が求められる。従来の手術と同等のインプラント、補綴物の生存率を示す長期的なデータはない。
CAD/CAMは、補綴物の品質・精度の向上やコスト減少等の利点と、高額な設備コスト、異なるシステムどうしの互換性がない等の欠点とをあわせもつ。CAD/CAM利用の論拠の点では、予備的研究からは有望な結果が見出されているが、長期的な有効性を立証するデータはまだ存在しない。