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カーラーの救命曲線

【読み】
かーらーのきゅうめいきょくせん
【英語】
golden hour principle
【書籍】
日常臨床&チーム医療に活かせる 歯科衛生士臨床ビジュアルハンドブック
【ページ】
215

キーワード解説

時間経過による死亡率を示したもので、応急手当の理論的根拠。フランスの救急専門医のCara Mが1981年に報告した。これによると、
・ 心臓停止後、約3分で50%死亡
・ 呼吸停止後、約10分で50%死亡
・ 多量出血後、約30分で50%死亡
とされる。
日本では、119番通報から救急車が到着するまで6分18秒(全国平均)かかっているので、現場に居合わせた人による心肺蘇生法の実施がきわめて重要であるといえる。