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基準位

【読み】
きじゅんい
【英語】
reference position:RP
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2011年1月号
【ページ】
160

キーワード解説

いわゆるナソロジー学派を中心とした中心位の定義の論争とは少し違った意味で、オーストリア・ウィーン大学(当時)のSlavicek Rらが提唱した顎位。下顎頭蓋系に機能障害を持つ症例を考慮し、下顎に力を加えずに採得できる再現性のある終末位のこと。もしも関節円板が転位しているような下顎頭と関節円板とが「中心関係」にない場合はderanged RP(DRP)とし、機能障害のある患者における治療目標の下顎位(thrapeutic「reference」 position:TPまたはTRP)として術者が客観的に診断に基づいて診断するように考えたもの。