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すれ違い咬合

【読み】
すれちがいこうごう
【英語】
non-vertical stop occulusion
【書籍】
QDI 2011年1号
【ページ】
37

キーワード解説

上下顎に残存歯があるにもかかわらず、垂直的な咬合位が失われている状態。すれ違い咬合の臨床的問題点としては、咬合の不安定、咬合高径・咬合平面の乱れ、顎堤の異常吸収などが挙げられ、したがって治療が困難で、良好な予後の獲得が難しい症例となることが多い。治療方針としては、各種補綴治療により失われた咬合位を回復させること、回復させた咬合位を維持・安定させることが目標となるが、特に咬合位を長期にわたって安定させるためには定期的なメインテナンスおよび補修処置が不可欠である。