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内冠の特徴

【読み】
ないかんのとくちょう
【書籍】
再修復デンチャーテクニック
【ページ】
80

キーワード解説

内冠とは、支台歯に被せる薄い金属冠のこと。内冠は、歯牙に固着するメタルコアの形をしていて、上部にリングが覆う様式だから、その形態は残存する歯質の量に依存する。内・外冠の維持が得られない、あるいは維持が弱くなった場合は、内冠の外側に沿って溝を入れ、メタルの厚さを確保することで、以後の対応や補填が容易になる。内冠は、残存歯に対して固定効果のある維持装置でなければならず、二次固定を期待できる装置の中で、もっとも単純で合理的な形がテレスコープである。